今、建設現場では女性の皆さんが活躍しています。
実際に活躍している皆さんから、現場の様子・やりがいなどを紹介します。
file20:祖母の庭の手入れをしたかったのがきっかけでした。
株式会社 小林土木緑化 佐野友美 さん
この仕事に就いたきっかけは?
修学旅行で二条城に行った時、お庭を前にして、こんなお庭を造られたらカッコいいなと思ったのがきっかけです。
その後、庭の勉強するなら!と思い農業高校に進学しました。
友だちは、庭師になるの?農業やるの?と冷ややかな反応だったのを覚えています。
IT関係が最先端の感じを受けましたが、ITも庭師も手に職をつけるという意味では同じ事だし、カッコいいし、女性が少ない中だからこの仕事はチャンスなんじゃないか?と思いました。
想像していた現場と実際の現場ではギャップはありましたか?
最初はカミナリ親父のような怖いオジサンたちがたくさんいると思ったのですが、話してみると とても気さくで柔らかい方ばかりなので話しやすかったです。
皆さんはとても気を遣ってくれるのでスゴく助かっています。
例えば、公園の仕事はトイレの心配はないのですが、山の仕事は(トイレに行かないように)水を飲まないようにしていたことがありました。この時に、足が攣ったり、脱水症状になって周りに迷惑をかけたのですが、「水分をとるよう」にアドバイスいただいてからは、しっかり水分を取るようになりトイレのことは気にならなくなり働きやすくなりました。
後輩の皆さんへアドバイスをお願いします。
男性は男性のセンス、女性は女性のセンスがあると思いますが 一緒に働いている先輩から「自分たちと見ている所と違う」と言ってくれる部分があるので
一人一人のセンスを活かせる仕事だと思います。
業界が高齢化しているので、若い方に加わって一緒に働けたら業界が活性化すると思います。
先のトイレの話もそうですが、恥ずかしくて言えないようなことも自分から主張することで働きやすい職場になっていくと思います。
(取材日:2020年10月)
![]() |
![]() |